釈尊の人柄(2)快適な生活
釈尊が思想問題に興味を持ち、出家を希望することを恐れた父の王は、釈尊のために極めて快適な住まいを用意し、沢山の美女を侍らせて、釈尊が出家をすることを何とかして防ごうとした。そして釈尊もそれなりの年齢に達していたから、父が与えてくれた環境を大いに楽しんだことであろう。しかし釈尊は体力的な面でも非常に優れていたと見えて、さまざまの体育や武術の大会でも常に勝利を収め,美人の評判の高かつたヤショーダラを妃として迎えることが出来たのも、彼が武術の大会で優勝したことが原因であつたとされている。更に彼は結婚後、一子ラーフラを得たのであるから、釈尊は個人としては幸福であつた筈である。しかし彼は幸せになればなるほど、真実を知りたいという希望が増大して行つて、遂に我慢の出来ない状態に追い込まれて行つた。
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